仕事を辞めたいと一度でも考えてしまうとなかなかその感情を振り払うのは難しいものです。
辞めたい気持ちを抑えてまた同じ職場で頑張ろう!と気持ちを取り戻すのは大変ですが、転職したいと思うのが一時的な感情であれば辞めるんじゃなかったと後悔することもあるでしょう。
ではそのあたりの見極めはどのようにして行ったら良いでしょうか?
自分の日ごろの業務や周囲との付き合い方を見直す良い機会となりますので、ぜひこれまでの自分を見直していきましょう。
まず、周囲の人間関係や職場の雰囲気はどうですか?
職場の雰囲気というのはあなたのストレスを軽減したり逆に増やしてしまう可能性があります。
人間関係に疲れ果てて辞めるという人も非常に多いものですが、そんな人付き合いというのは仕事よりもエネルギーを使うものですよね。
できるだけ周囲に深入りせず、またマイペースに仕事ができるのが理想的です。
現在の職場はどのような人間関係で、周囲の人達はどんな表情で仕事に取り組んでいますか?
社会人らしくドライに、仕事場だけの付き合いをしている方がうまくいくという例もあります。
反対にプライベートでも仲が良い職場も団結力があって良いといわれる例もあります。
結果、自分に合う職場で働いているかどうかがキーポイントなのです。
ぜひ辞めたいと思った時はこの人間関係についてもう一度考えてみましょう。
次に、辞めた後はどうするか考えていますか?
仕事を辞めたら現在の生活費が手に入らなくなるのですから、次の仕事を見つけておくかやりたいことを見つけておかないと宙ぶらりんになってしまいます。
それだけでなくお金の面でも困って生活費が足りなくて困ってしまう可能性が出てきます。
辞めたいと思ったらその後の仕事や金銭面をしっかり考え、一次的な感情だとしてもしっかり次のビジョンを描けるかどうか考えてみましょう。
またそういった仕事を辞める場合はしっかりと貯蓄をしておくのも大切です。
収入のない期間を乗り越えられる程度の貯金を持っておきましょう。
最後に辞めたいと思ったら時期を見直してみましょう。
正社員の場合賞与や退職金をもらえるまでの期間が社内規定で決まっていることでしょう。
その期間を確認して、もらえる予定だったお金をもらえな買った、というこがないようにしましょう。
また雇用保険は12ヶ月以上継続して掛ける必要があるので、失業保険をもらうためにも1年以上は同じ企業に勤めることをオススメします。
特に賞与をもらった後で退職を申し出る人というのは多いので、その時期は求人が増える時期ともいわれています。
そして4月にも求人が増えるのですが、秋は他の時期と比べてあまり求人が多いとはいえません。
職業安定所に出向いたり求人情報誌を見るなどして、退職時期をしっかりと見極めて感情だけで行動しないように心がけましょう。
感情に任せて退職してしまっては後悔することがたくさんあります。
冷静に、自分が辞めたい理由を考えて行動できるように自分自身を見つめ直しましょう。