履歴書を記入していくうちに自分の転職回数の多さがネガティブに感じることもあるでしょう。
１社に長く勤めるというのももちろんガマン強く、次の転職先でも長期的に働けるのではないかという期待感を持てる人材だと判断されるでしょう。
しかし転職をした回数が多い人には新しい会社に柔軟に対応できるという決定的なメリットがあります。
とはいえ１年以内に何度も転職していたり、最長で１年という勤務期間の場合は転職が癖になっていると思われるので注意が必要です。
もしも面接などで転職理由を聞かれたときにその理由を説明できるのであれば様々な経験をしていると判断されるでしょう。
さらに最近ではそういった過去の職歴を気にせず現在のあなた自身の人間性を評価して面接する企業も増えている上、様々な職場にいたということは知識が豊富だと判断される事もあるでしょう。
最終的には転職先にとってメリットのある人間になれば良いのです。
どんな会社でも、経験や知識が豊富で考え方が柔軟な人材というのは重宝されます。
面接や転職の時の注意点として辞めること前提で仕事をしない事が重要です。
この勤め先が最後だという気持ちで面接に臨む事、そしてその思いを面接のときに伝えることが大切です。
転職する理由というのは人それぞれでしょう。
その転職という過去を後悔する前に自分の転職という過去を大きな強みとして考え、また自分をネガティブに捉えるのではなく経験値が豊富なのだとポジティブに考えるようにしましょう。
もしも自分の過去の転職歴にコンプレックスを抱いてしまうと、面接の時もそのネガティブな姿勢が出てしまいます。
これまで自分が経験してきた新しい職場への柔軟性や得てきた知識の豊富さをアピールすれば、あなたの経験値が相手にもポジティブに評価されるでしょう。
例えて言うなら新卒者と中途採用者の違いです。
新卒者は他の会社を知らず、どんな内容でも初めて聞くもの、習うものばかりなので企業にとって扱いやすい反面、社会をあまり知らないので打たれ弱い、常識が欠けた行動を取る人もいるなどデメリットもあります。
しかし中途採用者はこれまでの社会経験から会社が求めている行動や知識を理解し、新たな提案や応用を利かせることができます。
特にビジネスマナーや企業秘密の扱い方、また企業同士の付き合い方についても柔軟な対応ができます。
そして何よりもたくさんの会社に勤めたという過去は今のあなた自身を創り上げる上で重要な礎となっているでしょう。
最初に転職した時、そしてその次に転職した時の事を思い出すと、確実にスキルアップしてきたのではないでしょうか？
そういった経験を思い出してみると転職をしなければ分からなかったこともたくさんあるでしょう。
転職は決してネガティブなことではなく、あなたの経験値として今のあなたを成長させてきたことでしょう。
転職を繰り返したという過去は取り返すことができません。
だからこそ、その経験を自分の長所としてアピールする事こそがあなたの魅力として生かせる最大の有効活用法なのです。
複数の会社に勤めたから分かったこと、たくさんの業界に携わったから分かったことなど、自分で経験して分かった知識はたくさんあることでしょう。
胸を張ってあなたの仕事の経験値を次に生かす事が何よりも大切なのを忘れないでください。