これまで勤めてきた会社から新たな会社へと転職する時、これまでとは違う新たな気持ちで新しい会社へと足を運ぶことでしょう。
転職の時に忘れてはいけないのはあなたが入った時にすでにその会社にいる人達は先輩であり、年齢や社会経験に関係なく自分は一番新米だという気持ちです。
分からないことはどんどん質問して、仕事内容をどんどん吸収していきましょう。
転職が多い人は社会経験も豊富で知識も豊富ですが、何よりも人脈が広がって困った時に相談したりプライベートで付き合う友人が増えるものです。
社会人になるとなかなか友人との連絡を取ることも減っていき、付き合いも減っていくものでしょう。
しかし同じ職場で汗水流して働いた人のうち数名は一生涯付き合うような友人になるものです。
育ってきた環境や今勤めている環境の違う相手には何でも相談でき、また相手の相談に対しても親身になれるのがこの転職前の職場の同僚のありがたいところです。
もちろん業種が違えばお互いの業種についての情報交換ができたり、職種が同じであれば自分たちの業務内容を語り合って今後の業務向上につなげることができるでしょう。
転職をすればこれまでとは違う知識が必要となり、また考え方を変える必要性も出てくるでしょう。
それまで肩の力を抜いて付き合っていた元同僚と会って話すというのはそういった環境の変化へのストレスを解消するために良い手段となります。
特にライバル心や嫉妬心のない付き合いというのは心の底からお互いを応援できるのでお互いのためにアドバイスもしていけるでしょう。
その他にも転職のメリットとして経験値が身につくという点が挙げられます。
例えば同じ職場でずっと働いているとその業界について詳しくなったとしても他の業界の事は分からなかったり、職種も１つしか知らなかったら分からないこともたくさんあります。
転職を繰り返すことが良いとは言い切れませんが、決して悪いことではありません。
特に年収や福利厚生など待遇が向上された人の場合はその転職は成功だったといえるでしょう。
しかしどんな転職だとしても経験値を得る事ができるという点は変わりません。
その転職で得るものがあればあなたの人間性は転職前よりも深まっています。
何よりもその職場で得た人脈、そして今後生涯の友人となる可能性がある人との出会いというのは大きなものです。
また知識が豊富になればなるほど今後あなたを頼りにする人も増えてくることでしょう。
転職にはたくさんの希望と期待、また将来性が詰まっています。
同じ職場にずっと留まるというのももちろん大変で、周囲から尊敬されることだと思いますがついつい楽な道を選んでしまったりマンネリ化してしまうこともあるでしょう。
しかし転職して新しいことを次々吸収したり、その転職によって資格を得る事ができるのであれば結果として同じ職場に留まるよりもよかったといえるでしょう。
その時の注意点としては、感情に流されて退職しないということです。
ただ嫌だから辞めたい、上司と合わないから辞めたいという理由では今後また何かあるたびに退職を考えてしまうでしょう。
仕事を辞める時には３ヶ月以上かけてゆっくりと考え、退職後に何をしたいかというビジョンを描いた後で転職していくようにしましょう。